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TVアニメ「まったく最近の探偵ときたら」とアニメ映画「時をかける少女」(2006年版)

アニメ鑑賞 アニメ
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かつて、高校生名探偵とうたわれた「名雲なぐも桂一郎けいいちろう」は落ちぶれていました。
全盛期には、事件解決後に、
「いささか、刺激が足りなかったかな?」
とコメントするほどの余裕っぷり。
しかし、現在は、年を取って、かんもセンスもにぶってしまった名雲は、探偵事務所の家賃も払えないほど困窮こんきゅうしていました。
かつて、ライバル高校生探偵だった美馬坂みまさか総也そうやも、警視庁新宿警察署で警部をやっており、幸せな家庭を築いていました。
名雲は、完全に時代から取り残されていました。
そんなある日、名雲探偵事務所に探偵助手を志望する救世主が現れます。
それは、女子高生の真白ましろです。
彼女は、探偵事務所を訪れる前に、事前に古畑を全話見るなど、予習もバッチリ。
期待の即戦力の登場です。
一方、探偵事務所の主・名雲桂一郎の方は、勘が鈍りすぎたのか「挙動不審おじさん」として、地域の「やべえおじさん四天王」の1人にノミネートされていました。
尾行びこうに支障が出るほどの悪目立ちっぷりです。
しかし、第1話では、真白が機転を利かせ、年の差カップルとして、人ごみにまぎれることに成功。
見事に依頼を達成することができました。
真白は、第1話から大活躍で、必要な人材感をぷんぷん漂わせていました。
その後、真白は、指定暴力団の壊滅から、爆弾処理まで、1人でやってのけちゃうぐらいの大活躍っぷり。
この物語は、無給の女子高生名探偵助手が、軽いノリで、様々な難事件を解決しちゃう物語である。

と、思ったのも序盤だけ。
結局、真白は怪力だけのお笑い担当としての地位を確立していきましたw

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「まったく最近の探偵ときたら」が魅力的なポイントは、テンポの良さと個性的なキャラクター達にあります。
1話につき、2つないし3つのエピソードが詰め込まれており、テンポが良いです。
名雲桂一郎が高校生探偵として名をはせていたころを知る人物が、仲間になってくれたりして、登場人物にも事欠きません。
一方、犯罪者側の登場人物も怪盗リバーフェイク、ハッカー集団「あのねます」など、バラエティに富んでます。
ちなみに、エンディングテーマの「GORI☆GORI Feez e-Girl!!」は真白の声優の花澤香菜さんと、やべえおじさん四天王の内の3人の声を担当する杉田智和さんによるもの。
ちなみにエンディングの最後のカットは、真白による顔芸で絞められますが、第一話は古畑の顔芸、第4話は、古畑つながりでコロンボと思われる顔芸となってます。

このアニメの難点を書くとするなら、後半はネタに困って来たのか、探偵らしいエピソードが減ってくることです。
そこんところは、もうちょっと頑張って欲しかったところです。

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次の作品に行きます。
お次は、劇場用アニメ「時をかける少女」(2006年版)です。
実は僕、この前日譚となる実写映画「時をかける少女」(1983年版)版を視聴済みです。

その上で今作の感想を書くとしたら、まず初めに思ったのが

  • リメイクなのか?
  • 続編なのか?

と言うことです。
続編であるとは聞いていたものの、結構、前作との共通点もあり、その辺りが気になりました。
結論から書くと、2006年公開のこの映画は、1983年版の続編であり、リメイクではありませんでした。
でも、物語の本筋とは関係ない、どうでも良いところを前作に合わせてきてたりするんですよね。
ですが、すぐに、そう言うところはどうでも良くなってきました。
前作とは違い、結構、気軽にタイムリープを使うんですよね。
使いまくりの、やりたい放題状態です。
まあ、前作の
「やっと、時をかけたよ」
を反面教師にしたのかもしれません。
それでも、やっぱり、調子が良すぎで、大きくイメージを損ねましたw
それと、言い方は悪くなりますが、クライマックスまで、終始、主人公のことを

  • バカな女だ

とも思っており、前作の主人公との性格の違いも気になりました。
ちなみに、僕が思った解決策は、

  • 一番、初めに戻り、それ以降はタイムリープを使わない

と言うものです。
僕は、結構すぐに、そう考えましたが、この主人公は目先の問題が大事なように感じました。
正直な話、2~3日は過去の記憶から、得をしてしまうこともありますが、そこを乗り越えれば、普通の生活の戻れるし、戻るべきです。
それぐらいしか考えませんでした。

それと、途中で、
「ん?」
と思い、予告編を見て、
「やっぱりな」
と思うことがありました。
前作の主人公・芳山よしやま和子かずこが、ちょろちょろっと出てきているのでした。
この前作の主人公に対しても、初めは、
「なに、バカなこと言ってんだ?」
と思いましたが、前作で自分が体験してたんだったら納得です。
って言うか、前作では、最後に薬学の道に進んだと思っていましたが、今作では博物館で絵画の修復の仕事をしており、
こちらは、(筆者が自分がしてる仕事のことを棚に上げて)ショボい仕事についてしまったな、と思いました。
薬学じゃないと、前作の話が軽視されてるように感じます。

それと、みんな思ったことだと思いますが、未来人が誰かと言う問題。
正直、
「オマエかい?w」
ってなりました。
普通なら、明らかにもう1人の方でしょうw
でも、こっちは、前作と違いあとくされないようにできて良かったですね。
前作は、記憶の借りパクしてましたからねw
で、この映画の総評ですが、わりと自分勝手にタイムリープしてましたが、最終的に、
「なんかいい話」
みたいに終わってるのは、なんかモヤモヤしますねw
でも、前作の欠点を潰していった結果なんでしょうね。
そしたら、また新たな欠点が生まれたみたいなw
でもまあ、面白い映画ですよ。

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で、この映画ですが、単品としても楽しめますが、1983年版も見ると、より楽しめます。
ですが、このアニメ映画を見るために、わざわざ1983年版を見る、ってほどでもありません。
単品で充分、楽しめます。
でも、1983年版も楽しい映画ですから、気になる方はぜひw

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ほななw

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