2016年の8月から9月にかけて、日本では有力なアニメ映画が2本公開され、話題になりました。
それは、
- 「君の名は。」8月26日公開。新海誠監督作品。東宝。興行収入:251.7億円
- 「聲の形」9月17日公開。京都アニメーション作品。松竹。興行収入:23.0億円
です。
僕は、「君の名は。」は映画館に見に行きました。
映画館で見終わった後の感想は、
「ふ~ん、ミステリーやんw」
って感じでした。
ミステリーゆえに、時系列的にちょっと分からないところもありましたが、
「別に気にすることでもない」
とのことから、特に考察もせず、映画館で1回見ただけで終わりました。
でも、「君の名は。」は普通に面白い映画でした。
一方、「聲の形」は、映画館に見に行きませんでした。
しかし、「聲の形」も2年後にチャンスが回ってきます。
2018年8月25日と9月2日に、NHKが地上波で全国放送したのです。
NHKと言えばCMなしのノーカット放送です。
これは見るしかありません。
この後の内容は、「聲の形」のネタバレを含みます。
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その前にさらにCM。
僕は、アニメ映画「聲の形」をビデオに録って見ました。
見ると、はじめは、
「うわっ、こんな映画だったんか」
と思いました。
しかし、主人公の石田将也が高校3年になって、ヒロインの西宮硝子に再開してから、がぜん面白くなってきました。
ざっくりとストーリーを書くと、主人公の石田将也とそのグループは、小学校のときに耳に障害を持った西宮硝子を激しくいじめていました。
しかし、いじめが問題になると、今まで我関せずだった担任から、手のひらを返され、石田一人に全ての責任を負わされました。
その日から、いじめの対象は、西宮から石田に移ります。
その後も石田はいじめられ、孤立し、高校3年になると自分の人生に希望が持てなくなっていました。
そして、高3のある日、西宮に謝りに行きました。
謝りに行くと、はじめは激しく戸惑われますが、すぐに、好意的に見える対応に切り替わってきました。
「あれ? これ(西宮が石田を)好きになるパターンでね?」
と思うと面白くなってきました。
さらに、小学校のとき、石田と仲が良かった植野と言う女子と再会すると、西宮が危機を察して、速攻で石田に告白したので、笑いましたw
このヒロインの西宮硝子は、「耳が聞こえない」のと、「空気が読めない」と言う2つの大きな欠点を持つものの、かわいいと言う強力な武器を持ってます。
そのため、この映画は非常に面白くなってきました。
最後まで見終わっても、
- 硝子はいつ将也のことを好きになったのか?
と言う謎(ミステリー)が残りました。
と言うのもあり得ない話ですが、再会したその日に好きになってるように見えます。
「君の名は。」のミステリーの詳細は気になりませんでしたが、こちらのあり得がたい謎は大いに気になり、ポツポツと部分再生的に何度も映画を見返しました。
また、マガポケに「聲の形」の原作マンガが掲載されていたので、そちらも読みました。
ただし、僕が読んだときには全7巻中3巻ぐらいまでしか無料あるいはチケット化されていませんでした。
それで、Kindle電子書籍で、全7巻買いました。
しかし、原作マンガを読んでも、この謎は解けませんでした。
(って言うか、再会したその日に好きになってるように見えます)
また、聲の形に登場する人物は、主要人物であればあるほど、なにかしら大きな欠点を持ってる人ばかりです。
まあ、非常に悪い言い方をすると、クソばっかりですw
それ故に、賛否両論のアニメです。
このアニメ映画を不快に感じる人もいます。
また、登場人物には嫌われ者キャラもいます。
学級長の「川井みき」は、特に、視聴者の反感を集めることが多い、嫌われキャラです。
残念なことに、川井みきって、女のイヤなとこを全部集めたようなキャラなんですよねw
だから、ネットで叩かれることは珍しいことではありません。
川井は、自分が少しピンチになると(追いつめられると)、それをかわすため、誰かを責めなければ気が済まない、イヤな女ですw
それで、川井に、
「石田くんは、昔、西宮さんをいじめてたの」
とみんなの前で糾弾されたときは、僕も測定限界を振り切る怒りを感じました。
と言うのも、
- 今は過去のいじめを反省し、今は西宮から好かれるまで、関係は改善している
- 西宮自身が、石田を糾弾することを望んでいるように思えない
からです。
ここで、
「俺、反省するわ」
と言って、西宮との関係を断ち切っても、西宮は損をするだけで、川井の行動は西宮にとって何の利益にもなりません。
こう言う、さも人のためにしてる風を出しながら、本当は自分のことしか考えてない女は嫌いです。
それだと、はじめから自分のことしか考えてないと言う姿勢でいてくれた方が好感が持てます。
そのためか、川井は多くの視聴者を敵に回しました。
そして、デストロイヤー川井の名前にふさわしく、クライマックスに向けて、デストロイが進行していくキッカケになりますw
僕は他には西宮のお母さんも嫌いです。
終盤の植野と西宮のお母さんのシーンは、腹が立ちましたw
このアニメ映画には、問題となる人物が数多くいて、それ故に、結構な大惨事に発展することがあります。
ただし、ラストは、一応、ハッピーエンドで終わりますw
耳の聞こえない障害者がいて、その周りには必ずしも正義とは言えない、ある意味、悪い人がいる。
そんな、劣悪な環境で、ニュースになる一歩手前、あるいはニュースになるようなことが起きて、問題を考えさせられる。
そんな映画です。
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原作マンガも。
ちなみに原作マンガの「聲の形」は全7巻ですが、クライマックスの第6巻だけ西宮が1人で表紙を飾ってます。
それ以外の巻は全て石田と西宮のツーショットになってます。
こちらも意味深ですねw
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ほななw