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南極料理人

南極? 映画
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「南極料理人」は、2009年8月8日に公開された日本映画です(125分)。
僕がマガポケで読んでるマンガ「田中と水野は分かり合えない」で、水野が絶賛してたことから、興味を持ったので見てみました。
ってなわけで、今回は、映画「南極料理人」を紹介します。

海上保安庁に勤務するスズキ隊員は、子供のころから南極観測隊に入ることが夢でしたが、このたび、晴れて夢がかなうことになります。
しかし、南極観測隊に派遣される前に、バイクで事故を起こし、夢の実現はまぼろしとなってしまいます。
そのため、代わりに、同じ海上保安庁で巡視船の厨房で勤務していた西村隊員が、南極観測隊の調理担当として、派遣されることになりました。
西村が派遣されるのは、昭和基地ではなく、より環境の悪いドームふじ基地。
そこで、西村はドームふじ基地の隊員8名(西村本人を含む)の胃袋を1年以上預かることになるのでした。

ここから、感想について書きます。
ドームふじ基地は、南極大陸の標高3810mと、富士山よりも若干高いところにある日本の観測基地です。
1996年の平均気温はマイナス54.4℃、最低気温はマイナス79.7℃と、黴菌ばいきんも生存できない極寒ごくかんとされています。
その割には、ほぼはだかに近い軽装で屋外に取り残されたり、屋内でも裸で大騒ぎしたり、命がいくつあっても足りない演出が印象的でした。
この映画は、ドームふじ基地を舞台にしたコメディ映画なので、そのための演出なんでしょう。
タイトルにあった話を書くと、南極・ドームふじ基地と言えど、日本政府の公金が入るからか、食事はまあまあ充実していると感じました。
ただ、片寄って、同じ食事ばかりとると、食材の消費も片寄ってしまい、在庫が切れてしまうようです。
また、この映画で描かれているのは越冬観測隊で、1年以上、ドームふじ基地で寝食を共にするとのことです。
気象環境や、設備的に劣悪な住環境もあり、ストレスでおかしくなってしまう隊員も描かれています。
でも、同時に、日本本土でも恵まれた生活をできていない隊員もおり、
「もう、ドームふじ基地で自由に暮らした方が幸せなんじゃないか?」
と、思う隊員もいましたw
まあ、自由と言っても、住環境の制約は大きいので、仕事的な自由と言うことです。
隊員同士の人間関係さえきっちりしてれば、仕事的には、言い訳はいくらでもできそうな職場ですからねw

個人的には、ドームふじ基地からかけられた国際衛星電話を、日本国内に接続する回線交換手、KDDインマルサット・オペレーターの清水さんが印象的でした。
昔、僕は、趣味で携帯電話業界に興味があり、その過程でKDDIエボルバと言う会社の存在を知っていました。
KDDIエボルバは、国際電話などの回線交換のオペレーター業務を担当していましたが、オペレーターを介さない自動交換が普及するにつれ、ある時期にストライキを起こし、携帯マニアの間で話題になった会社です。
それが、この映画で、再び脚光を浴びていることに驚いたのです。
「エボルバやんw」
となりましたw
(ちなみに、DDI、KDD、IDOの通信3社が合併し、KDDIが誕生しました)

話を映画本編に戻します。
正直な話、基地での生活に慣れ、通信環境(ネット、携帯)が整っていれば、悪くない生活なのかな?と感じました。
現在のドームふじ基地は、そこらへん、どうなんでしょうかね?
映画的にはテレビは共同みたいでしたから、見たい番組は見れないかもしれませんね。
電波も不安定そうでしたw
ただ、テレビに関しては、ネット環境さえ整っていれば、Prime Videoなどのサブスクって手もありますからね。
でも、「欲しい物を買う」ってのは難しそうです。
まあ、ドームふじ基地に永住する気がないんだったら、荷物は少ない方が良いですけどねw
後は、屋外で、凍傷等、ケガしないことですかねw

ドームふじ基地は、働くのに覚悟がいるところですが、それ以外で、リゾート地などでの勤務に興味がある方は、こちら。

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映画としては、コメディですが、食や職(仕事)について考えさせられる一面もありました。
面白かったです。
ほななw

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