今回は1984年2月11日に劇場公開された、劇場版「うる星やつら2 ~ビューティフル・ドリーマー~」について、書いていきます。
本作品は、本編97分のアニメ映画です。
製作には、旧テレビシリーズも担当したキティ・フィルムが務めています。
しかし、アニメーションの制作は、実質的にスタジオディーンと言う会社が行ってると言うことです。
また、本作は、日本のアニメ史上における名作であるとされており、監督・脚本を務める押井守先生の株を大いに押し上げたと言われています。
ストーリーについて書きます。
実はこの作品、ストーリーについては非常に書きにくい作品となっています。
どこから、どこまでがネタバレであるか判別しづらいからです。
とは言え、本作は大名作であるが故、その後は、似たようなストーリーの作品も作られています。
そのことも踏まえて、書いていきます。
友引高校では、明日から始まる学園祭に向けて、生徒は大忙しでした。
主人公・諸星あたるやラム、その他、多くの主要キャラが所属する2年4組の出し物は、ラムちゃん親衛隊の隊長メガネ発案による「純喫茶 第三帝国」。
第三帝国とは、ヒットラー率いるナチス・ドイツの呼び方です。
- 第一帝国:神聖ローマ帝国
- 第二帝国:ドイツ帝国(帝政ドイツ)
- 第三帝国:ナチス・ドイツ
です。
(ちなみに「純喫茶 第三帝国」の第の字は略字です)
ちなみに、主人公あたるが提案した美人喫茶はラムも了承したそうですが、メガネいわく、
「ラムさんに、そんなマネさせるわけにはいかん」
だそうです。
喫茶の中心には、面堂が持ち込んだ旧ドイツ軍の重戦車「レオパルド」(空重量で約40トン)が鎮座しており、2年4組の床(校長室の天井)が抜けないか、危惧されています。
パーマが言うには、
「あれじゃあオマエ、せっかく店つくったって、客の4、5人も入りゃ、床ぬけるぜえ」
とのこと。
このようにして、学園祭前日は騒がしく過ぎていきます。
しかし、異変が起こります。
2年4組の担任である「温泉マーク」(温泉先生)が、ついに、ストレスによりダウン。
やはり、「校長の頭の上で、いつ(床が抜けて)落っこちてもおかしくない40トンの戦車がミシミシ言ってる」のが応えたようです。
校医のさくらによる診断結果は、
「過労、睡眠不足、栄養不良、自律神経も失調しとるし、顔も悪い。
要するに、心身ともにボロボロじゃあ。
今や、移動するストレスと化しておる」
とのこと。
その上で、
「久しぶりに下宿に戻って、夕方まで仮眠を取るのが良ろしかろう」
とのこと。
この際、眠れないとき用の薬も処方してもらうわけですが、さくら先生の手違いで、他の薬が渡されてしまいます。
そのため、温泉マークの下宿先に来たさくらは、温泉マークから驚くべき話を聞かされます。
数日、部屋をあけて、久しぶりに戻ってみれば、中は青カビやらシメジもどきで廃墟も同然だったのです。
友引高校での学園祭前日と言う1日が、学校の外では、温泉マークの下宿先が廃墟になるぐらいの時間が経過していたのです。
まあ、正直、ここまでなら、その後に似た作品が作られています。
しかし、この映画のスゴいところは、ここから。
この映画、本編97分だと言うのに、まだ19分少々しかたっていないのです。
しかも、延々と似たような映像を見せられるわけでもありません。
きっちりと、物語は進んでいきます。
そして、物語の中では、衝撃的な演出もあり、ビジュアル的にも驚かされます。
この作品では、延々と学園祭前日を繰り返すことになりますが、みんな学園祭当日が訪れないことを知ってますから、行動も変わってきます。
学園祭前日は、学園祭が訪れないまま、自然解消的に終わるのです。
この不思議な現象はどうして起きたのか?
この不思議な現象は、誰が起こしたのか?
どうやって、この現象から脱出するのか?
そして、みんな、自然と分かってくるのです。
今回の作品には、見どころが多いです。
まず、諸星あたるの今カノの「ラム」と元カノの「しのぶ」との恋バナは印象的です。
ラムが言う夢は、元カノのしのぶがOVA「夢の仕掛人 因幡くん登場! ラムの未来はどうなるっちゃ!?」で言ってるのと、全く同じなのです。
この劇場版は、原作なしですが、OVA「夢の仕掛人 因幡くん」は原作付き。
ここら辺の設定も気になるところです。
また、メガネやさくら先生の長尺の語りも良いです。
旧うる星やつらと言えば、ポエムや語りは外せません。
また、旧TVシリーズでも見られた、不思議な世界の演出も良いです。
旧うる星やつらの独特な世界観を楽しんでください。
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ほななw

