2025年4月から6月まで、全12話で、あるアニメが放送されました。
アポカリプスホテルです。
今回は、テレビアニメ「アポカリプスホテル」について書いていきます。
ホテル銀河楼。
それは、伝統と最先端が交差する街「銀座」にあって、伝統を守りつつ、革新し続ける最上級のホテル。
ホテル銀河楼では、世界最先端のホテリエロボット(ホテル用の従業員ロボット)をいち早く導入し、きめ細やかなサービスを提供してまいりました。
コンセプトは、
「愛すべきお客様に、ハートフルな今日と、最高の笑顔を」
ご提供すること。
また、全客室に老舗専門店のシャンプーハットを備えているのも、ひそかなこだわりポイントとなっております。
銀河楼は伝統と革新の両方を探求する、世界でも類を見ないホテルです
一方、メキシコでは、シダ植物を由来としたウイルス、もしくはウイルスのようなものが大量発生し、深刻な被害が出ていました。
このウイルス様物質には霊長類を突然死させる力があり、人類の絶滅が危惧され始めていました。
その結果、人類は、地球脱出計画を実行。
直接、大気を吸うことが不可能になった地球から、旅立つことにしました。
そして、銀河楼のオーナーも、ロボットたちに
「しばしの間、君たちに運営を任せるよ。
なあに、数年、宇宙に避難するだけさ。
私はすぐに帰ってくる。
そのときまで、ホテルを頼んだ」
と言い残し、ホテルを去って行きました。
完全にロボットだけで運営するホテルの誕生です。
人類が宇宙に旅立ってから、100年。
ホテル銀河楼に、ある事件が発生します。
シャンプーハット消失事件です。
2157年4月12日、405号室浴室にて、シャンプーハットの消失を確認。
支配人代理の代理を務めるホテリエロボットのヤチヨは、シャンプーハット消失による影響をはじき出しました。
シャンプーハット消失に伴う「お客様満足度」、「リピート率」、「クチコミ」等々の変化、さらに「今後10日間の天気」から「円相場」も考慮して、あれをこうして、これをああしてシミュレーションした結果、ホテル銀河楼の存続率は0%と判明。
(計算過程に、一部、アニメにはない要素を含んでおります)
人類が宇宙に旅立ってから100年間、1人の宿泊者もいなかったホテルに、最大の危機が訪れます。
ホテル銀河楼の1日は、フロント前の広場にて、支配人代理の代理「ヤチヨ」による朝礼から始まります。
参加する従業員は、
- ハエトリロボ
- お掃除ロボ(甲、乙の2台あり)
- ドアマンロボ(やや離れた玄関前ドアから参加)
- 調理担当ロボ
- バーテンロボ
- 菜園飼育担当ロボ
- ポーターロボ(お客様の荷物運搬担当)
- 営繕担当ロボ(建物のメンテナンス担当、フロント前の外壁から参加)
- 掘削ロボ(温泉掘り担当)
全員がロボットです。
各ロボットにはAIが搭載されていますが、その判断基準は理解不能です。
ヤチヨによると、シャンプーハットのないホテルが存続できる可能性は0%。
ドアマンロボによると、2時間ドアを開けないと、ドアを開ける勘を取り戻すのに2年かかるそうです。
また、ヤチヨは感情の起伏が激しく、場合によっては制御不能に落ち入ることもあります。
ヤチヨの反応が面白いアニメです。
また、ヤチヨにはイースターエッグプログラムなるものが仕込まれており、エクストラミッションをクリアすると、新機能が追加されます。
例えば、エクストラミッション「宇宙人への接客」を達成した際は、新機能「沸騰ポット」が追加されました。
沸騰ポットとは、
「だあああああああああああ」
と言いながら、口から滝のように熱湯を放出する機能のことです。
人類が地球に戻って来られるか判断するため、地球環境を調査する「環境チェックロボ」によると、
「ワーオ!!
ヌードルが食べやすくなったなあ。
イヤッハー、HAHAHA」
だそうです。
第10話でのヤチヨらの行動が、倫理的に問題だ、と、一部で話題になっています。
でも、考えて欲しいのですが、この時点でロボットも含めて、地球に定住してるのはホテル銀河楼の関係者と環境チェックロボだけなんです。
もはや日本の法律なんて意味ありませんし、国際法とか言う曖昧なものも存在しません。
ホテル銀河楼が地球全体を実効支配していると言っても過言ではありません。
「俺たちが法律だあ」
と言っても、問題ないと思います。
製作者の話をすると、キャラクター原案には、竹本泉先生が参加。
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竹本泉先生は、ゲームアーツから発売された「ゆみみみっくす」と「だいな♥あいらん」にも関わっていたので、覚えていました。
ちなみに「ゆみみみっくす」と「だいな♥あいらん」は、アニメの合間に、ときたま表示される選択肢を選択するだけのゲームです。
サウンドノベルのアニメ版みたいなゲームです。
「ゆみみみっくす」はアニメとしての動きが少ないですが長く、「だいな♥あいらん」はテレビアニメ並みによく動きますが短くなってます。
「だいな♥あいらん」はアニメ視聴達成率100%を目指して頑張りましたが、どうしても96%程度から上げられず断念しました。
おそらく、どこか1シーンだけ見逃してたんですよね。
でも、それがどこか、分からずじまいでした。
それと僕は、エンディングの「おおきい おおきい」のBGMバージョンが欲しくて「だいな♥あいらん」音径と言うサントラを買いました。
しかしこちら、オープニングやエンディングの歌や挿入歌、それと、ゲーム本編から音声のみを取り出した「絵なしドラマCD」を中心としたCDで、BGMは入ってなかったんですね。
ゲームは本編も予告編も買ってるから、ドラマCDはいらなかったんですよね。
そこは、ガッカリしました。
でも、懐かしいですw
オープニングとエンディングは、歌手のaikoさんの歌を採用。
オープニングの「Skirt」とエンディングの「カプセル」は、ずっと、正反対のことを歌ってると思ってたけど、どちらもアニメによくあってます。
でも、よく歌詞を調べてみると、どちらも失恋ソングみたいですね。
この主題歌も、このアニメの魅力の1つです。
アポカリプスホテル、非常に面白いアニメでした。
なお、物語開始当初からあった「銀河楼十則」に、二則を追加した「銀河楼十二則」が、各話のサブタイトルになっています。
こう言うのも、良いですよねw
ほななw
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