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「シン・仮面ライダー」と「オプーナ」と「人造昆虫カブトボーグ V×V」と

ライダー1 アニメ
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今回は、「シン・仮面ライダー」について、感想を書いていきつつ、「オプーナ」と「カブトボーグ」についても書いていきます。

シン・仮面ライダーは庵野秀明監督が、仮面ライダー生誕50周年企画の1つとして制作した実写映画です。
2023年3月18日に劇場公開されました。
物語は、主人公の乗るバイクが、いきなり、トラック2台に激しく追われる緊迫したカーチェイスから始まります。
バイクに乗っていたのは主人公・本郷ほんごうたけしと、緑川みどりかわるり子。
本郷猛は、悪の秘密結社ショッカーに誘拐ゆうかいされ、上級構成員バッタオーグに改造されていました。
緑川るり子は、本郷猛をバッタオーグに改造した、緑川みどりかわひろし博士の娘です。
博士とるり子は、猛と共に、ショッカーを抜け出した裏切り者です。
その本郷猛と緑川るり子にショッカーの魔の手が伸びていたのです。
上級構成員クモオーグ率いる部隊の襲撃しゅうげきを受けていたのだ。
そんなシーンから、本作はスタートします。

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今作の気になるところを書いてみます。

  • ①登場するショッカーの上級構成員(怪人?)が多い
  • ②お約束が少ない
  • ③戦闘シーンで盛り上がらない

です。
1つずつ見ていきましょう。

まず、①上級構成員(怪人?)が多い件です。
名前だけ登場する上級構成員も含めて以下の7名(7体)います。
後ろに書いてるのは、テレビシリーズでもとになったと思われる怪人と、その登場話です。

  • クモオーグ:第1話「蜘蛛くも男」
  • コウモリオーグ:第2話「蝙蝠こうもり男」
  • サソリオーグ(女):第3話「さそり男」
  • ハチオーグ(ヒロミ、るり子の友人):第8話「蜂女」(野原ひろみは、序盤の準レギュラー)
  • カマキリ・カメレオン(K.K)オーグ:第5話「かまきり男」、第6・7話「死神カメレオン」
  • チョウオーグ(緑川イチロー、緑川弘博士の息子、るり子の兄):第56話「アマゾンの毒蝶ギリーラ」?
  • コブラオーグ:第9・10話「(改造)コブラ男」

さすがに多すぎです。
上級構成員の全員かどうかは分かりませんが、何人かは自分のアジトを持っています。
もはや、最高幹部なのではないでしょうか?w
しかし、簡単に決着はつきます。
本作は本編121分の映画です。
全員と対決したわけじゃありませんが、時間的にも仕方がなかったんじゃないでしょうか?
それで、ストーリー的に考えても、クモオーグ、ハチオーグ、チョウオーグの3名(3体)ぐらいで良いと思うんですよねw
そうじゃなきゃ、ストーリーが雑に感じられます。
そして、これだけの上級構成員が出てくるなら、メリハリが必要なはずです。

では次の、②お約束が少ないに行ってみましょう。
今回のシン・仮面ライダーはお約束が少ないです。
ぱっと、考えられるテレビ版のお約束を書いてみます。

  • 見栄を張るシーンでは「シャキーン」と言う効果音が入る
  • 仮面ライダーの「とう!」と言う掛け声
  • ショッカーの戦闘員の「イー!」と言う掛け声
  • 変身シーンを用意する(何種類かあって良い)
  • おなじみのナレーションを入れる「仮面ライダー、本郷猛は…」

では、シン・仮面ライダーではどうでしょうか?
まず、「シャキーン」はあります。
それと、変身はするので、「変身シーン」もあるとは言えます。
でも、僕の期待するタイプの変身シーンはありません。
「とう!」と「イー!」と、ナレーションはありません。
こう言うところが弱いので、仮面ライダーらしさが弱く、どうも盛り上がりませんw
たんたんとストーリーが進む感じです。
別の考え方で行くと、カッコ良く作ってると言えなくもありませんが、テレビシリーズにはなかったダサすぎる設定が追加されています。
それは、汗臭あせくさいと言うことです。
変身の解釈の変更により、ライダースーツは変身前から着ている必要があります。
変身しないのであればライダースーツは脱いでも良いのですが、おそらくショッカーの奇襲対策もあり、ライダースーツは着たままです。
風呂にも入らないので、非常に汗臭くなってます(シャキーンっ
(変身については後述します)
お約束は欲しかったです。

最後に、③戦闘シーンが盛り上がらないについて書きます。
今作は、CGだか合成だかワイヤーアクションだか分かりませんが、一見、派手なアクションシーンが用意されてます。
しかし、僕は思うのです。
もっと、地形を活かした戦闘シーンを用意したり、スタントマンの技を見せたり、もっと殺陣たてを考えたり、古臭い要素も用意した方が良かったのではないかと…。
今作の戦闘シーンは、空中戦も多いですが、文字通り、地に足がついてない戦闘シーンが多いです。
ふわふわしてます。
たんたんと戦います。
もっと、スタントマンの技とか殺陣たてとかせた方が良いと思います。
前述のお約束や見栄を張ったり、そう言うのが必要だと思います。
地形も活かして、もっとアクションシーンで心をつかみに行くべきです。
よく分かりませんが、「ジャッキー・チェンの映画がいつまでも人気がある」のと同じような感じではないでしょうか?
同様にバイクアクションも用意されてますが、ちょっと白々しらじらしかったですねw
単純に技術力が低下してるんでしょうかねw
でも、これって、東映の東映たらしめるところじゃないでしょうかね?

次に良いところを書いてみます。
戦闘シーンでは、初代オープニングテーマの「レッツゴー!! ライダーキック」のBGMバージョンが聞けて良かったです。
このBGM、現在の録音技術で録音されているため、当時と違い高音質で非常に良いです。
この主題歌のBGMバージョンは、本作の大きな見せ場だと言えるでしょう。
ちなみに主題歌の「レッツゴー!! ライダーキック」に収録されている技は、ライダージャンプとライダーキックの2つのみ。
そのためか、本作では空中戦が多く、飛び蹴りで決めようとしているようなシーンが散見されます。
また、敵が、
「その左足の修復には、時間がかかる」
と、言うシーンがあり、左足ではありますが、足の重要性について語っています。
過去作のオマージュなんでしょう。

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シン・仮面ライダーでは、腰に付けた変身ベルトのファンから(?)、大気中のプラーナを吸収・圧縮することにより、バッタオーグ、仮面ライダーに変身します。
(バッタオーグとは裏切る前のショッカーでの名前です)
(バッタオーグがショッカーを裏切り、仮面ライダーと名乗るようになりました)
また、逆に、変身を解く際は、変身ベルトのファンからプラーナを放出し、普通の人間に戻ります。
このプラーナと言う言葉を聞いた際、昔、ネット上で話題になったゲーム「オプーナ」を思い出してしまいました。
オプーナは、2007年11月1日、アルテピアッツァ製作で、コーエー(後のコーエーテクモゲームス)より発売されたWii用のゲームソフトです。
「まずは50万本、最終的には100万本」(コーエー)
の販売を目指し、ドラクエの堀井雄二も駆けつけて、盛大な製作発表会を開きました。
ただし、クオリティアップのために発売を延期し、新たな発売日を11月1日としたのがうんき。
なぜか、任天堂のスーパーマリオギャラクシーも、発売延期し、後出しで、こちらも発売日を11月1日と設定。
同日販売になりました。
このような不幸が重なった結果、ネット上ではネタにされることが多かったゲームです。
そのためか、ゲーム自体の内容については知らない人が多く、存在だけが有名なゲームです。
シン・仮面ライダーのエネルギー「プラーナ」と言う言葉を聞いた結果、僕は、このオプーナについて思い出さずにはいられませんでした。

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また、ショッカーの上級構成員は、〇〇オーグと言う名前になってますが、こちらについてもカブトボーグを思い出さずにはいられませんでした。
カブトボーグは、2004年にトミー(後のタカラトミー)から発売された玩具おもちゃです。
カブトムシやクワガタなどを機械化したような見た目になっています。
2006年10月から2007年10月までの1年間、テレビアニメ「人造昆虫カブトボーグ V×V」が放送されました。
全52話です。
このアニメは、

  • 1話完結
  • 毎回が最終回
  • 子供たちが見てワクワクする

をモットーに製作されており、そのことを実現するために「何でもあり」な展開がされていることで有名です。
次のような伝説があります。

  • ボーグに対する説明がほとんどないばかりか、ボーグバトルに対する説明もほとんどない
    ボーグバトルには、様々な専門用語があり、バトルを盛り上げてくれるが、その意味は自分で想像して補完するしかない
  • ボーグがダメージを受けると、なぜかボーガー(ボーグの使用者)までダメージを受けることがある
    ボーガーの戦意が喪失すれば、なぜか、ボーグも敗れる
  • ボーグはオモチャであるはずだが、なぜか、野生のボーグや、養殖・栽培されたボーグが存在する
    天然のボーグの輸出を主力産業にしている国が存在する
  • ボーグはオモチャであるはずだが、安全基準は考慮されておらず、対人兵器として使用されることがある
  • 謎の新キャラが、さも「今まで普通にいましたが」みたいな感じで出てくることがあるが、そんなキャラが次週から登場しなくなることが多々ある
  • 死亡したはずのキャラが、次週でも普通に無傷で登場する
    前週のことをわざわざ聞いたりもしない
    (シリーズ序盤には次回予告で「奇跡的に一命を取り留めました」とフォローされることもあった)
  • 今まで見た内容とまったく異なる「あらすじ」や「回想」が挿入される
  • スポンサーであるタカラトミーが、なぜかカブトボーグのCMを一切流さない
    タカラトミーがこのアニメについて、どう考えているのか謎である

第1話では、某ボーグバトル大会の決勝戦まで勝ち進んだ主人公・天野河あまのがわリュウセイ(10歳)。
決勝戦の相手は、悪の組織「ビックバン・オーガニゼーション」の総帥にしてボーガーの「ビッグバン」だった。
ビッグバン・オーガニゼーションは、カブトボーグ界、および世界の征服を企んでいると言う。
して、その総帥ビッグバンの正体は、なんと、リュウセイの父「天野河あまのがわ大輝たいき」であった!?
動揺を隠せない天野河リュウセイ。
彼は世界と、カブトボーグ界と、自宅の茶の間の平和を守れるのか!?

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実は、シン・仮面ライダーについても、まだ書きたいことはありますが、これぐらいで終わっておくのが良いでしょう。

まったにいw

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